副業を始めたいと思ってから、どのくらいたちましたか。
調べるところまではやったのに、いまだに1本も出せていない、という状態かもしれません。
そして、いつも同じ結論にたどりつきます。
今は時間がないから、もう少し落ち着いたら始めよう、です。
結論から言うと、始められないのはあなたの意志が弱いからではありません。
国の調査を見ると、同じ場所で止まっているかたは、実際に副業をしているかたよりも多いことが分かります。
この記事では、その人数を公表されている数字で確認したうえで、時間が空くのを待たずに1本目を出すための5ステップをお伝えします。
読み終えたら、あなたが今週やるべきことが、紙1枚に分かれた状態になります。
副業を始めたいのに始められない人は何人いるのか
先に事実だけを置きます。
総務省が2023年7月21日に公表した令和4年就業構造基本調査の結果の要約に、副業の数字が出ています。
2022年10月1日現在の状況を、全国の約54万世帯を対象に調べたものです。
- 実際に副業がある人 305万人(5年前に比べて60万人の増加)
- 追加就業希望者 493万人(5年前に比べて93万人の増加)
追加就業希望者というのは、今の仕事を続けながら、他の仕事もしたいと思っている人のことです。
つまり、副業をやりたいと思っている人は493万人いて、実際にやっている人は305万人ということになります。
差は188万人です。
やりたいのに始めていない人のほうが、始めている人より多いということです。
ここまで読んで、少し肩の力が抜けたのではないでしょうか。
あなたが遅れているわけではありません。

20年で広がったのは人数ではなく差でした
同じ資料に、2002年からの推移も載っています。
- 副業がある人 2002年 236.4万人 → 2022年 304.9万人
- 追加就業希望者 2002年 315.2万人 → 2022年 493.4万人
やっている人は20年で68.5万人増えました。
やりたい人は178.2万人増えました。
その結果、2002年に78.8万人だった差は、2022年には188.5万人まで広がっています。
およそ2.4倍です。
ここが大事なところなので、もう一度だけ言います。
やりたい気持ちを持つ人はどんどん増えているのに、実際に始められる人の増えかたは、それに追いついていません。
もし原因が意欲の不足なら、やりたい人の数はここまで増えないはずです。
増えているのに始められないということは、気持ちと行動の間に、気持ちでは越えられないものがあるということになります。

「時間ができたら始める」が来ない理由
越えられないものの正体は、さきほどの言葉の定義そのものに書かれています。
追加就業希望者の定義は、今の仕事を続けながら、他の仕事もしたいと思っている人でした。
今の仕事を続けながら、です。
つまりこの493万人は、最初から時間が空いていない人たちです。
空いていないところに、新しいことを足そうとしています。
だから「落ち着いたら」「時間ができたら」という条件は、いつまでたっても満たされません。
本業が急に軽くなる日は来ないからです。
ここで選べる道は2つしかありません。
睡眠か家族との時間を削って、空き時間を無理やり作るか。
始めるのに必要な作業そのものを減らすか、です。
前者を選ぶと、数週間はできます。
ただ、削って作った時間は、体調やご家族の予定ひとつで簡単に消えます。
消えたときに、また最初から立ち上げ直すことになります。
これが「何度も始めて、何度も止まる」の中身です。
ですから、増やすのは時間ではありません。
減らすのは、1本目を出すまでにやることの数です。

時間がなくても1本目を出す5ステップ
ここからが、今週やる作業です。
紙とペンだけで始められます。
STEP1 1本目を出すまでにやることを、全部書き出す
頭の中にあるうちは、量が分かりません。
何を紹介するか決める、その分野で今もお金が動いているか確かめる、候補を並べて比べる、読む人を決める、下書きを書く、出す、というように、思いつく順で書き出します。
だいたい6個から10個くらいになります。
STEP2 1つずつに「決める」か「調べる」の印をつける
ここが今日の中心です。
自分にしか決められない工程には「決める」、誰がやっても結果がだいたい同じ工程には「調べる」と書きます。
何を紹介するか、誰に向けて書くか、自分が実際に使ってどう感じたか。
この3つは「決める」です。
候補を集める、条件を比べる、数字を並べ直す、下書きの形にする。
これは「調べる」です。
STEP3 「調べる」を自分の手から外す
外すというのは、やらないという意味ではありません。
自分の手で全部やるのをやめる、という意味です。
私はここをAIに渡しています。
候補を集めてもらい、条件を表の形に並べてもらい、下書きの骨組みまで出してもらいます。
この4つを外すだけで、残る工程は半分以下になります。
STEP4 残った「決める」を、15分で1つずつ決める
決める工程は、時間をかけても質が上がりにくい種類の作業です。
材料がそろっていれば、15分あれば決まります。
迷ったら、自分が一度でもお金を払ったことがあるものを選びます。
払った経験がある分野なら、書ける言葉を自分がすでに持っています。
STEP5 完成させずに出す
1本目の目的は、良いものを作ることではありません。
出したものが手元に残る状態を、1回でも作ることです。
出してみると、足りないものが具体的に分かります。
その状態になって初めて、2本目の改善点が決まります。

1本目を出すまでの作業を、実際に減らしたいかたへ。
私が毎日の副業作業で自動化している部分を、そのまま無料で配っています。
手を動かす時間が取れないかたほど、先に仕組みのほうから触ってみてください。
始める型を選ぶときの3つの条件
工程を減らしても、選んだ型そのものが重いと、また同じ場所で止まります。
私は次の3つで見ています。
- 売る物を自分で持たなくていいか
- 出したものが手元に残り続けるか
- いちばん重い下ごしらえを、自分以外に渡せるか
1つ目は、仕入れも在庫も発送もない形かどうかです。
物を持つ形は、売れたその日にまた次を探しに行くことになります。
2つ目は、今日出したものが明日も働いてくれるかどうかです。
手を止めた翌日に収入もぴたりと止まる形だと、時間の切り売りと変わりません。
3つ目が、この記事の答えです。
探す、比べる、整理する、下書きを作る。
この4つはAIに渡せます。
そして、何を紹介するか、誰に向けるか、自分が使ってどう感じたかは渡しません。
ここを渡してしまうと、誰が書いても同じ文章になって、読む人に選ばれなくなるからです。
始める前に知っておきたい注意点
まず、工程を減らす前に本数を増やさないでください。
重い作りかたのまま本数だけ増やすと、続かない理由が増えるだけです。
1本目を軽く出せる形にしてから、数を増やします。
次に、睡眠を削って空き時間を作らないでください。
削って作った時間は、必ずどこかで返すことになります。
返すときに、副業のほうが先に止まります。
そして、判断まで人やAIに預けないでください。
下ごしらえを渡すのと、決めるのを渡すのは、まったく別のことです。
決めるのを渡した瞬間に、あなたが出す意味がなくなります。
最後に、始めかたを調べる時間と、実際に出す時間は別に確保してください。
調べるのはいくらでも続けられてしまうので、終わりの時刻を先に決めておくと安全です。
よくある質問
副業を始めたいのに時間がありません。1日どのくらい必要ですか
まとまった時間より、途切れても戻れる形かどうかのほうが大事です。私は決める工程を15分ずつに割って、通勤や休憩の合間に1つずつ片づけています。調べる工程を自分の手から外しておけば、1日15分でも1本目までは進みます。
やりたい人が493万人もいるなら、今から始めても遅くないですか
むしろ逆です。やりたいと思っている人の多くが、まだ1本も出していません。出した時点で、その493万人の中では先に進んだことになります。人数が多いことより、出している人が少ないことのほうが、今の状況をよく表しています。
何を紹介するかが、どうしても決まりません
決まらない原因は情報の不足ではなく、比べる材料がそろっていないことが多いです。候補を集めて条件を並べるところまでを先に終わらせて、最後の一択だけを自分で選んでください。材料がそろっていれば、決めるのは15分で終わります。
会社に知られずに始められますか
勤務先の就業規則によって扱いが変わりますので、まずご自身の規則を確認してください。判断に迷う場合は、勤務先の担当部署にご確認ください。ここでは規則の解釈についてはお答えできません。
まとめ
今日の内容を3つに絞ります。
- 副業をやりたい人は493万人、実際にやっている人は305万人で、止まっている側のほうが多いこと
- 止まる原因は意志ではなく、始めるのに要る工程の数が、空いている時間より多いこと
- 工程を「決める」と「調べる」に分けて、調べるほうだけを自分の手から外すこと
今日できることは、紙に1本目までの工程を書き出して、印をつけるところまでです。
それだけで、来週の自分がやることが半分になります。
調べる工程を、今日から自分の手から外したいかたへ。
私が実際に使っている自動化の仕組みを、無料で配っています。
本業を続けながら1本目を出したいかたは、こちらから受け取ってください。
出典
- 総務省統計局「令和4年就業構造基本調査 結果の要約」(2023年7月21日公表) https://www.stat.go.jp/data/shugyou/2022/pdf/kyouyaku.pdf
- 総務省統計局「令和4年就業構造基本調査」結果ページ https://www.stat.go.jp/data/shugyou/2022/index.html
数字は非農林業従事者についてのもので、四捨五入の関係で合計が一致しない場合があります。
