副業を始めたのに、月に数万円のところで止まっている。
このまま続けても、増えていく気がしない。
そういうご相談をよくいただきます。
先に安心してほしいことがあります。
国の研究機関が副業をしている11,358人に聞いた調査を見ると、副業の月収は中央値で5万円でした。
5万円に届いていないかたも、4割を超えています。
数万円で止まっているのは、あなただけに起きていることではありません。
結論を先に言います。
同じ会社員でも、副業の月収が10万円以上になった割合は21.9%と39.8%に分かれていました。
分かれ目は、どれだけ頑張ったかではありませんでした。
選んだ副業が、雇われる型か、雇われない型かのほうです。
この記事では、その差がどこで開いたのかを調査の数字で確かめてから、在宅で1本目を出す手順を5つに分けてお渡しします。
副業をしている人は6.0%。まず全体の数字を確かめます
使ったのは、労働政策研究・研修機構が2024年7月に公表した調査シリーズNo.245「副業者の就労に関する調査」です。
厚生労働省の労働基準局から要請を受けて行われた調査で、18歳から64歳の18万8,980人から回答を集め、そのうち副業をしている11,358人に細かく聞いています。
まず全体から見ます。
仕事をしている人のうち、副業をしている人の割合は6.0%でした。
男性が5.1%、女性が7.4%で、女性のほうが高くなっています。
女性は年齢が上がるほど割合も上がっていて、18歳から29歳が5.9%、60歳から64歳が8.3%です。
次に、副業をしている11,358人の年齢を見ます。
- 18歳から29歳 5.9%
- 30代 16.2%
- 40代 30.1%
- 50代 34.4%
- 60歳以上 13.3%
40代と50代を合わせると64.5%です。
副業をしている人の3人に2人が、40代か50代でした。
若い人の話だと思っていたかたには、ここで一度、力を抜いてほしいところです。

副業の月収は中央値5万円。最も多いのは5万円から10万円の層でした
同じ調査で、すべての副業を合わせた1ヶ月あたりの収入を聞いています。
平均は92,445円、中央値は50,000円でした。
平均と中央値がこれだけ離れているのは、一部の収入が高いかたが平均を引き上げているからです。
実感に近いのは中央値のほうで、まん中にいるかたの副業収入は月5万円ということになります。
分布も見ておきます。
- 1万円未満 4.7%
- 1万円以上2万円未満 8.9%
- 2万円以上3万円未満 10.2%
- 3万円以上4万円未満 10.5%
- 4万円以上5万円未満 6.9%
- 5万円以上10万円未満 30.0%
- 10万円以上15万円未満 13.2%
- 15万円以上20万円未満 4.9%
- 20万円以上25万円未満 3.9%
- 25万円以上 6.9%
いちばん多いのは5万円以上10万円未満で30.0%です。
そして5万円未満を足すと41.2%になります。
次に、どれくらい働いた結果なのかを見ます。
副業での1週間あたりの実労働時間は、平均14.3時間、中央値10時間でした。
いちばん多いのは5時間以上10時間未満で27.6%、10時間未満のかたが約半数です。
働く頻度は「週の1日から2日程度」が31.4%でいちばん多く、「週末など本業が休みの日」が13.2%でした。
ここで、ざっくり割り算をしてみます。
週10時間を1ヶ月(4.3週)でならすと約43時間です。
月5万円をその43時間で割ると、1時間あたりおよそ1,160円になります。
これは中央値どうしを割った概算なので、正確な時給ではありません。
それでも、多くのかたの副業が最低賃金の少し上あたりに張り付いていることは見えてきます。
副業の半分近くは、時給で雇われる型でした
なぜ1時間あたりがそこに落ち着くのか。
答えは、みんなが選んでいる副業の中身にあります。
同じ調査で、主な副業の就業形態を聞いています。
- パート・アルバイト 46.9%
- 自由業・フリーランス・個人請負 21.2%
- 自営業主 7.4%
- 正社員 6.8%
- 派遣社員 5.9%
- 契約・嘱託社員 5.7%
副業の46.9%が、パート・アルバイトです。
つまり半分近くのかたが、本業のあとにもう一度、時給で雇われています。
副業をする理由も聞いていて、複数回答で「収入を増やしたいから」が54.5%、「1つの仕事だけでは収入が少なくて、生活自体ができないから」が38.2%でした。
増やしたくて始めているのに、増やしかたが時間を足すことしかない形を選んでいる。
私はこの並びを見たとき、自分が最初にやっていたことをそのまま見せられた気がしました。

同じ会社員でも、副業の型で10万円以上の割合が変わる
ここからが、この調査でいちばん見てほしいところです。
この調査は、本業の働きかたと副業の働きかたを組み合わせて集計しています。
条件をそろえるために、本業が正社員のかただけを取り出して、副業の型で比べます。
副業も雇われる型(非正社員)を選んだ2,217人と、雇われない型(自営業主やフリーランスなど)を選んだ1,388人の比較です。
まず、月10万円以上になった割合を出します。
副業が雇われる型のかたは、10万円以上15万円未満が10.9%、15万円以上20万円未満が4.5%、20万円以上25万円未満が2.5%、25万円以上が4.0%でした。
足すと21.9%です。
副業が雇われない型のかたは、14.8%、5.5%、6.7%、12.8%でした。
足すと39.8%です。
同じ本業の人が、副業の型を変えただけで、10万円以上に届いた割合が21.9%と39.8%に分かれました。
※この足し算は、公表されている分布から私が計算したものです。
ただし、ここで正直に書いておきたいことが2つあります。
1つ目は、下のほうはあまり変わらないということです。
5万円未満の割合は、雇われる型が40.0%、雇われない型が36.7%でした。
差はほとんどありません。
2つ目は、いちばん下の層はむしろ増えるということです。
1万円未満の割合は、雇われる型が2.3%に対して、雇われない型は7.0%でした。
雇われない型は、動いた分がそのまま返ってくる代わりに、動かなければ返ってきません。
それでも私がこちらを選ぶのは、変わるのが上のほうだからです。
時給で雇われている限り、今月の上限は先に決まっています。
始める理由にも違いが出ていました。
「1つの仕事だけでは収入が少なくて、生活自体ができないから」と答えた割合は、副業が雇われる型のかたで39.4%、雇われない型のかたで17.7%です。
逆に「自分が活躍できる場を広げたいから」は、雇われない型のかたで27.4%と高くなっています。
追われて始めたのか、置き場所を作るために始めたのかの違いが、そのまま数字に出ています。
なお、これは同じ時点で集めたアンケートなので、型を変えれば収入が増える、と証明した調査ではありません。
そこは断定せずに、傾向として読んでください。

時間で数えるか、置いたものが残るか。分かれ目は作業の乗りかたです
雇われる型と雇われない型の違いを、もう少し噛み砕きます。
雇われる型は、1時間あたりの金額を自分以外が決めます。
だから増やす手段は、働く時間を足すことだけになります。
雇われない型は、上限を自分以外が決めません。
その代わり、仕事の下ごしらえが全部、自分に乗ってきます。
実際、私が最初に止まったのもここでした。
何を紹介するかを決める前に、探して、比べて、整理して、下書きにするところで日付が変わっていました。
ここまで来ると、答えははっきりしています。
重い作業は4つだけです。
- 探す(候補を集める)
- 比べる(条件を並べる)
- 整理する(順番を決める)
- 下書きにする(文章の形にする)
この4つは、AIにそのまま渡せます。
候補を10個出してもらい、条件を表にしてもらい、並び順を提案してもらい、下書きまで作ってもらう。
私は夜の15分をこれに使っています。
ただし、渡さないものが3つあります。
- どれを紹介するかを決めること
- 誰に向けて書くかを決めること
- 自分が使ってどう感じたかを書くこと
この3つを渡すと、誰が書いても同じ文章になって、読んだかたに届かなくなります。
決める側を自分に残して、下ごしらえだけを外に出す。
これが、在庫も発送も抱えずに、人の商品を紹介する形を続けるやりかたです。
副業の収入が数万円で止まっているかたへ。
売る物を持たずに始める型と、探す・比べる・整理する・下書きをまるごと外に出す指示文を、無料の教材にまとめています。
本業や家事があって、動けるのは夜と週末だけ、という前提で組んであります。
在宅で1本目を出す5ステップ
ここからは手順です。
紙1枚とスマートフォンがあれば、今夜から進められます。
STEP1 いま気になっている副業の候補を3つ書き出す
まだ比べなくて構いません。
頭の中にあるものを、紙に出すところからです。
STEP2 3つの質問で、それぞれに〇×を付ける
1つ目、1時間あたりの金額を自分以外が決めていますか。
2つ目、増やすには働く時間を足すしかありませんか。
3つ目、休んだ日は収入がゼロになりますか。
STEP3 3つとも「はい」になった候補を消す
これが、調査で21.9%のほうに入る型です。
悪い仕事という意味ではありません。
今の目的に合わないだけなので、今回は外します。
STEP4 残った候補の、重い作業に印を付ける
探す、比べる、整理する、下書きにする。
この4つに当たる作業へ印を付けてください。
印が付いたところが、AIに渡す範囲です。
STEP5 印の作業だけAIに投げて、今週1本出す
候補を集めるところから下書きまでをAIに任せます。
あなたが使うのは、どれを紹介するか、誰に向けるか、自分が使ってどう感じたかを決める15分だけです。
完成度は60点で出してください。

注意点とよくある失敗
数字の読み違いで遠回りしてほしくないので、先に書いておきます。
中央値の5万円は、すでに副業をしている人の数字です。
始めれば5万円になる、という意味ではありません。
この調査は2022年10月に行われたインターネット調査です。
調査会社に登録しているモニターが対象なので、日本全体の実態とぴったり同じではない可能性があります。
それでも18万人規模で、厚生労働省の要請で行われた調査なので、傾向を見る材料としては十分だと私は考えています。
雇われない型は、下振れもあります。
1万円未満の割合は雇われる型より高く出ていました。
置いた分しか返ってこないので、置き続けられる形にすることが先です。
会社にお勤めなら、就業規則の副業の条文を1つだけ確かめてください。
禁止と書いてあるなら、黙って始めないという話です。
物を仕入れる型は、今回の目的では選びません。
売れたあとに、また仕入れて、梱包して、発送する作業が戻ってきます。
紹介する形なら、在庫も発送もありません。
探す・比べる・整理する・下書きを、今夜から外に出したいかたへ。
私が実際に使っている手順と、そのまま貼って使える指示文を無料でまとめました。
パソコンが得意でなくても進められる順番にしてあります。
よくある質問
副業の収入が5万円で止まっています。増やすには時間を増やすしかないですか。
雇われる型のままなら、増やす手段は時間を足すことになります。調査でも、副業の46.9%がパート・アルバイトでした。先に型のほうを見直すと、使う時間を増やさずに上限だけを外せます。
40代や50代から始めても遅くないですか。
この調査で副業をしている人のうち、40代が30.1%、50代が34.4%でした。合わせて64.5%なので、いま副業をしている人の3人に2人が40代か50代です。年齢は理由になっていません。
売る物がありません。何もない状態から始められますか。
売る物を持たない形から始められます。人の商品を紹介する型なら、仕入れも在庫も発送もありません。用意するのは、どれを紹介するかを決める判断と、自分が使ってどう感じたかの言葉だけです。
パソコンが苦手でも進められますか。
STEP1からSTEP4までは紙1枚でできます。STEP5でAIに渡す部分も、やることは文章で頼むだけです。入力に時間がかかるなら、スマートフォンの音声入力で話しかけても同じように動きます。
どれくらいの時間が必要ですか。
この調査では、副業の1週間あたりの実労働時間は中央値で10時間でした。ただし、その大半は探す・比べる・整理する・下書きに消えています。そこを外に出せば、あなたが使う時間は決めるための15分に寄せられます。
まとめ
副業の収入が数万円で止まるのは、頑張りが足りないからではありませんでした。
今日の内容を3つに絞ります。
- 副業の月収は中央値5万円で、5万円未満が41.2%。副業の46.9%はパート・アルバイトだった
- 本業が正社員のかたで比べると、10万円以上に届いた割合は雇われる型21.9%、雇われない型39.8%
- 雇われない型の弱点は作業が自分に乗ること。探す・比べる・整理する・下書きの4つを外に出せば続く
今夜できるのは、候補を3つ書いて、3つの質問で〇×を付けるところまでです。
それだけで、来月も同じ場所にいるかどうかが変わります。
出典:労働政策研究・研修機構「調査シリーズNo.245 副業者の就労に関する調査」(2024年7月)
